死別後に感じる身体の症状——グリーフは心だけでなく、体にも現れる

死別後に感じる身体の症状——グリーフは心だけでなく、体にも現れる

「最近、体の調子がおかしい」

大切な人を亡くしてから、そう感じている方がいます。

眠れない。

あるいは、眠りすぎてしまう。

食欲がない。

逆に、食べることが止まらない。

頭痛が続く。

胸が締め付けられるような感覚がある。

体が重くて、起き上がれない日がある。

免疫が落ちたのか、風邪をひきやすくなった。

病院に行っても、特に異常は見つからない。

でも、確かに体がつらい。

これらは「気のせい」でも「怠け」でもありません。

グリーフが体に現れている、れっきとした症状です。

目次

グリーフは体にも現れる

グリーフ研究において、死別後に身体症状が現れることは広く知られています。

心と体は深くつながっており、深い悲しみは心だけでなく、体にも影響を与えます。

睡眠の乱れ。

眠れない、あるいは眠りすぎるという両方の形で現れます。

眠れない場合、夜中に目が覚め、その人のことを考え続けてしまうことが多いです。

食欲の変化。

食欲がなくなり、食事が喉を通らない方もいれば、逆に食べることで感情を埋めようとする方もいます。

胸の痛みや圧迫感。

「心が痛い」という言葉は比喩ではなく、実際に胸部に物理的な痛みや圧迫感を感じる方がいます。

これは「グリーフの身体化」と呼ばれ、感情が体の感覚として現れるものです。

免疫力の低下。

強いストレスは免疫系に影響を与えます。

死別後に風邪をひきやすくなったり、持病が悪化したりすることは、医学的にも確認されています。

疲労感。

何もしていないのに疲れている。

体が鉛のように重い。

これはグリーフが多大なエネルギーを消費しているためです。

悲しむことは、それだけ体力を使うことでもあります。

頭痛や肩こり。

緊張や感情の抑圧が、頭痛や肩こりとして現れることがあります。

「しっかりしなければ」と感情を押し込めようとするほど、体がその緊張を引き受けます。

体の症状を、責めないでほしい

これらの症状が出ているとき、「こんな体では情けない」と自分を責めてしまう方がいます。

「もっとしっかりしなければ」と、体の訴えを無視しようとすることもあります。

でも、体の症状は、あなたが深く悲しんでいることの正直な表れです。

体は、心が言葉にできないことを、代わりに表現しています。

体を責めないでください。

体は、あなたの代わりに一生懸命、その悲しみを引き受けようとしています。

体のケアがグリーフのケアになる

睡眠を大切にすること。

眠れない夜が続くとき、無理に眠ろうとするのではなく、横になって体を休めるだけでも十分です。

温かい飲み物を飲む、照明を落とす、静かな音楽をかけるなど、体がリラックスできる環境を作ることが助けになります。

食事を少しだけ意識すること。

食欲がなくても、何かを口にすることが大切です。

その人と一緒によく食べていたものを、思い出しながら食べる時間が、つながりを感じさせてくれることもあります。

体を動かすこと。

激しい運動でなくていい。

散歩に出る、ストレッチをする、庭に出て空を見上げる。

外に出ると、その人がいた季節の空気を感じることがあります。

その感覚を、否定しないでください。

体に触れること。

自分で自分の手を温める、温かいお風呂に入る、柔らかいものに触れる。

体への優しい刺激が、心を少しほぐしてくれることがあります。

体を通して届くもの

死別後の体の変化の中に、不思議な体験をすることがあります。

体が疲れ果てて眠ったとき、夢の中でその人に会えた。

ぼんやりとした状態のとき、その人の気配をより強く感じた。

体を動かして外に出たとき、その人の好きだった風景の中で、何かを感じた。

体がゆるんでいるとき、繊細なものが届きやすくなることがあります。

心が緊張しているとき、見えないものは届きにくい。

でも体が疲れ、心が力を抜いたとき、その人との細い糸が、ふっと感じられることがあります。

体の症状は辛いけれど、その体を通して、その人との何かが届いてくることがある。

体を大切にすることは、その人とのつながりを大切にすることでもあるかもしれません。

体がつらいとき、どうか一人で抱え込まないでください。

死別後に感じる身体の症状——グリーフは心だけでなく、体にも現れる

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この記事を書いた人

【スピリチュアリスト・ミディアム】現在、英国式ミディアムシップを軸にミディアムシップ・ヒーリングを通してスピリットの世界の愛と癒しをお届けしています。霊的世界への探究の中で英国式ミディアムシップと出会い、魂のつながりは今もなお続いているということを自身の体験を通して実感。スピリチュアリズムというものをベースに、自身の感性を活かしながら現在でも日々学びと経験を重ねながらセッションを行う。

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