友人を亡くしたグリーフ——家族ではないからこそ孤独な悲しみと、選んで結んだ魂のつながり

友人を亡くしたグリーフ——家族ではないからこそ孤独な悲しみと、選んで結んだ魂のつながり

友人が亡くなった。

葬儀に参列した。

でも、遺族ではないから、前に出ることができなかった。

悲しみを表に出すことを、どこかためらった。

「家族でもないのに、こんなに泣いていいのか」と思った。

職場に戻っても、特別な配慮はない。

忌引きも取れない。

「友達が亡くなって」と言っても、「大変だったね」の一言で終わる。

翌日からは普通に働く。

でも心の中は、全然普通じゃない。

友人を亡くした悲しみは、孤独になりやすいグリーフです。

目次

友人という存在の特別さ

友人関係は、家族関係と根本的に違うところがあります。

家族は、生まれによって与えられた関係です。

しかし友人は、あなたが選んだ関係です。

無数の人の中から、この人と一緒にいたいと思い、時間をかけて築いてきた関係。

その「選んだ」という事実が、友人関係を特別にします。

血のつながりではなく、価値観や感覚が合うからそばにいた。

義務ではなく、好きだからそばにいた。

その人といる時間が、純粋に好きだった。

そういう関係を失うことは、家族を失うこととは違う種類の、でも同じように深い悲しみをもたらします。

友人のグリーフが孤独になる理由

友人を亡くしたグリーフが孤独になりやすい理由がいくつかあります。

社会的な認知がない。

忌引き休暇は、配偶者・子・親・兄弟姉妹などの「親族」に限られることが多く、友人は含まれません。

社会の仕組みの中で、友人の喪失は「公式な喪失」として扱われないことがあります。

周囲の反応が薄い。

「お友達が亡くなったの、それは辛かったね」と言われるけれど、その後に深く聞いてもらえることは少ない。

家族の喪失に比べて、周囲の関心が続かないことがあります。

グリーフを表現する場がない。

遺族には葬儀があり、法要があり、節目ごとに悲しみを表現する機会があります。

しかし友人の立場では、その機会が限られます。

長年の友人を亡くした場合

特に、長年の親友を亡くした場合、その喪失は家族の喪失にも匹敵する深さを持ちます。

何十年も一緒にいた友人。

人生の節目節目を共に経験してきた友人。

家族にも言えないことを話せた友人。

自分の歴史を共有していた友人。

その人がいなくなることで、自分の歴史の証人がいなくなる感覚があります。

「あの頃の話、あなたしか知らないのに」という感覚。

また、長年の友人は、その人といるときの「自分」を引き出してくれる存在でもあります。

その人といるときの自分の笑い方、話し方、感じ方。

その人がいなくなることで、その「自分」もどこかへ行ってしまうような感覚があることがあります。

友人の死後に感じる、見えないつながり

友人を亡くした後、日常の中でふと感じることがあります。

その人が好きだった映画や音楽に触れたとき、なぜか温かい気持ちになる。

その人と一緒によく行った場所を通ったとき、隣に誰かがいるような感覚がある。

ふと「この話、あの人にしたかったな」と思ったとき、心の中で会話が始まる。

それは、選んで結んだ魂のつながりが、今もそこにあることを示しています。

家族関係は生まれによって決まりますが、友人関係は魂の共鳴によって生まれます。

波長が合う、一緒にいると心地よい、この人と話すと自分らしくいられる。

そういう感覚で結ばれた関係は、形が変わっても消えるものではありません。

選んで結んだつながりは、特別です

あなたがその人を友人として選んだように、その人もあなたを友人として選んでいました。

無数の人の中から、あなたを選んで、時間をかけてつながりを育ててきた。

その選択は、今も有効です。

形が変わっただけで、そのつながりは続いています。

友人を亡くした悲しみを、どうか一人で抱え込まないでください。

その悲しみの深さは、その人との関係の深さの証です。

友人を亡くしたグリーフ——家族ではないからこそ孤独な悲しみと、選んで結んだ魂のつながり

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この記事を書いた人

【スピリチュアリスト・ミディアム】現在、英国式ミディアムシップを軸にミディアムシップ・ヒーリングを通してスピリットの世界の愛と癒しをお届けしています。霊的世界への探究の中で英国式ミディアムシップと出会い、魂のつながりは今もなお続いているということを自身の体験を通して実感。スピリチュアリズムというものをベースに、自身の感性を活かしながら現在でも日々学びと経験を重ねながらセッションを行う。

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