「思念が伝わる」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
スピリチュアリズムでは、スピリットの世界は「思念の世界」だと伝えています。
言葉を使わず、思ったことがそのまま伝わる世界。
嘘が通用しない世界。
純粋な意識と意識が、直接つながる世界。
これは一体どういうことなのでしょうか。
そして、それが私たちの日常にどう関わってくるのでしょうか。
思念とは何か
まず「思念」という言葉について整理します。
思念とは、心の中で思うこと、感じること、意図することの総称です。
言葉にする前の、純粋な意識の動きとも言えます。
地上では、私たちはこの思念を「言葉」や「表情」や「行動」という形に変換して、他者に伝えます。
しかしその変換の過程で、本来の思念が薄まったり、ゆがんだりすることがあります。
言いたいことが言葉にできない。
伝えたいことが伝わらない。
誤解が生まれる。
それは思念と言葉の間にある「変換のズレ」から起きることです。
スピリットの世界では、この変換が必要ありません。
思ったことがそのまま、直接届く。
言葉というフィルターを通さずに、意識が意識に直接触れる世界です。
嘘が通用しない世界
思念がそのまま伝わるということは、嘘が通用しないということでもあります。
地上では、言葉で事実を隠すことができます。
本当は怒っているのに「大丈夫」と言える。
本当は寂しいのに「平気」と言える。
しかしスピリットの世界では、その言葉の裏にある思念までそのまま伝わります。
だからこそ、スピリットの世界は純粋な愛と調和に満ちた世界だと言われています。
自分を偽る必要がない。
本音だけが存在する世界。
地上での複雑な人間関係の中で傷ついた方が、スピリットの世界では解放されるのは、この「思念の透明さ」によるところが大きいのかもしれません。
また、スピリットの世界では「会いたい人には会える、会いたくない人とは会わない」とも伝えられています。
思念の波長が合う存在同士が引き合い、合わない存在とは自然と離れる。
地上のような無理なつながりが生まれにくい世界です。
私たちの思念はスピリットの世界に届く
ここからが、私たちの日常に深く関わる話です。
スピリットの世界が思念の世界であるということは、私たちが心の中で大切な人を思うとき、その思念はスピリットの世界に届くということを意味します。
声に出さなくていい。
行動しなくていい。
ただ心の中で「会いたい」「ありがとう」「ごめんなさい」「愛している」と思うだけで、その思念はスピリットの世界にいる大切な人に届きます。
お墓の前で手を合わせるとき。
お仏壇に語りかけるとき。
眠れない夜にその人のことを思うとき。
ふと「あの人ならどう言うだろう」と考えるとき。
それらすべての瞬間に、思念はスピリットの世界に向かって流れています。
思念は双方向に流れる
そしてもう一つ大切なことがあります。
思念の流れは一方向ではありません。
スピリットの世界からも、私たちに向けて思念が流れてきます。
ふとその人のことを思い出した瞬間。
理由もなく温かい気持ちになった瞬間。
眠る前に穏やかな感覚を感じた瞬間。
夢の中で懐かしい顔に会えた瞬間。
それらは偶然ではありません。
スピリットの世界から届いた思念が、私たちの意識に触れているサインです。
思念の世界であるスピリットの世界を知ることで、大切な人とのつながりが「過去のもの」ではなく「今も続いているもの」として感じられるようになります。
言葉がなくても、距離があっても、形が変わっても、思念はつながっています。
それがスピリットの世界の本質です。


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