「ミディアムに頼みたいけれど、本当に信頼できる人なのかどうかわからない」
大切な人を亡くした後、こうした不安を感じている方は多くいます。
スピリチュアルな世界には様々な人が存在し、中には傷ついた方の弱みにつけ込むような悪質な例もあります。
慎重になることは、とても賢明な判断です。
まず知っておきたい:ミディアムシップとは何か
信頼できるミディアムを見分ける前に、そもそもミディアムシップとは何かを理解することが大切です。
ミディアムシップとは、霊界に旅立った方の魂と地上の人間の間に立ち、メッセージを伝える実践です。
英国式ミディアムシップでは特に「エビデンシャルミディアムシップ」と呼ばれるスタイルが重視されています。
エビデンシャルミディアムシップとは、故人の存在を証明するための具体的な証拠(エビデンス)を提供するミディアムシップです。
名前、外見の特徴、職業、生前のエピソード、個性や癖など、受け取った方だけが知っているような具体的な情報が伝えられることで、故人が本当にそこにいるということが確認できます。
この「証拠を提示する」という姿勢が、英国式ミディアムシップの根幹にあります。
信頼できるミディアムの特徴
具体的なエビデンスを提供する
最も重要なポイントです。
信頼できるミディアムは、漠然とした言葉ではなく、具体的な情報を届けます。
「亡くなった方がそばにいます」という言葉だけでは、誰にでも言えることです。
しかし
「中年の男性で、右足が不自由だった方がいます。生前は大工仕事が好きで、木の匂いと一緒にいらっしゃいます」
というような具体的な情報が、受け取った方の記憶と一致するとき、それが本物のエビデンスです。
事前情報を求めない
信頼できるミディアムは、セッション前に亡くなった方の名前や状況を聞きません。
むしろ事前情報をできるだけ持たない状態でセッションに臨みます。
セッション前に「どなたが亡くなりましたか」「どんな状況でしたか」と細かく聞いてくるミディアムには注意が必要です。
事前情報があれば、それをもとに「もっともらしいこと」を言うことは難しくないからです。
倫理的な姿勢を持っている
信頼できるミディアムは、受け取った方の意思を尊重します。
聞きたくない情報を無理に伝えたり、依存関係を作ろうとしたりしません。
またセッションを通じて「何度も来なければならない」という状況を作ることもありません。
一度のセッションで必要なメッセージを届け、その後の選択は受け取った方に委ねます。
フィロソフィーに基づいている
英国式ミディアムシップでは、近代スピリチュアリズムの哲学——七大綱領を土台としています。
信頼できるミディアムは、単にメッセージを伝えるだけでなく、スピリチュアリズムの哲学を理解し、それに基づいた実践をしています。
謙虚さを持っている
本物のミディアムは「すべてが100%正確に伝わる」とは言いません。
霊界との通信には限界があることを理解し、受け取った情報を誠実に伝えようとします。
自分の能力を誇張したり、「必ず伝えられる」と保証したりすることはありません。
注意すべきミディアムの特徴
恐怖や不安をあおる
「あなたに霊がついている」「このまま放置すると悪いことが起きる」などと恐怖心をあおるミディアムには注意が必要です。
本物のミディアムシップは、恐怖ではなく愛と癒しを届けるものです。
高額な追加料金を求める
セッション料金は事前に明示されているべきです。
セッション中に「もっとよいアドバイスのために追加料金が必要」などと言うミディアムは信頼できません。
依存させようとする
「毎週来てください」「私なしでは解決しません」などと依存関係を作ろうとするミディアムには注意が必要です。
信頼できるミディアムは、受け取った方が自分の力で前に進めるよう支援します。
具体的な未来予言をする
「来年の何月に何が起きる」などと具体的な未来予言をすることは、本物のミディアムシップとは異なります。
スピリチュアリズムでは、未来は固定されておらず、私たちの選択によって変わると考えます。
英国SNUの基準について
英国最大のスピリチュアリスト団体であるSNU(Spiritualists’ National Union)は、ミディアムシップの倫理基準を定めています。
SNUの認定を受けたミディアムは、継続的なトレーニング繰り返し、正しい霊的知識をもっています。
英国式ミディアムシップを実践するミディアムがSNUの基準や七大綱領を学んでいるかどうかも、信頼性の一つの指標になります。
セッション前に確認したいこと
実際にセッションを受ける前に、いくつかの点を確認することをおすすめします。
どのような形式のミディアムシップを実践しているか。
エビデンシャルミディアムシップを実践しているかどうかを確認してください。
どのような哲学や教育的背景を持っているか。
どこで学び、どのような哲学に基づいているかを知ることは、信頼性の判断に役立ちます。
料金体系が明確かどうか。
料金は事前に明示されているべきです。
体験者の声や実績があるか。
信頼できる体験者の声や実績があるかどうかも参考になります。
信頼できるミディアムとの出会いが、癒しの第一歩
大切な人を亡くした後、ミディアムシップのセッションを受けることを検討されている方へ。
信頼できるミディアムとの出会いは、グリーフの癒しに大きな助けをもたらすことがあります。
「あの人は今も存在している」「愛は続いている」という確信を、具体的な証拠とともに受け取ることで、悲しみの中に静かな光が灯ることがあります。
慎重に選ぶことは正しい姿勢です。
焦らず、信頼できる人を探してください。




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